今回は、ボストンのスーパーマーケットについて記事をまとめてみた。日本の食材ってあるの?お買い得なお店はどこ?行くだけで楽しそうなお洒落なお店があるってほんと?おいしい食材を揃えるならどこ?。ボストン在住歴2年目の僕がそんなニーズに合う現地のスーパーマーケットを全部で10箇所紹介していく。
コスパと品数重視で選ぶなら
Star Market
最もお買い得なスーパーマーケットは Star Market 一択。値段設定が低いことのほかに、ボストン市内に4店舗ある手軽さ、大きな店舗による品揃えの豊富さが魅力だ。ケーキやお惣菜、野菜やフルーツ、お肉や卵、乳製品、お米、パン、麺類、薬、洗剤やトイレットペーパーなどの日用品、まで日常生活に必要なものはだいたいここで揃うはず。どの店内にも Starbucks が入っている。
ただし、値段が安い分お肉などの生鮮食品の質は他のスーパーマーケットと比べると少しだけ劣る。卵は割れていないか、牛乳はこぼれていないか、お肉の包装は破れていないか、この辺りは買う前に必ずチェックしてみたほうがいいと思う。
お米や醤油、照り焼きソースなど、既にアメリカの食文化に浸透している食品は揃うけど、基本的には日本の食材はあまり見つかりらない。
Star Market のアプリに電話番号を登録して会員になると、さらにお得なお買い物ができる。会員限定のディスカウントがあったり、貯めたポイントで無料になる商品があったりする。目安で言うと、ディスカウントとポイントで毎回のお買い物が10〜20%くらい割引になる。僕自身利用したことはないが、デリバリーサービスもあるらしい。
Target
ボストン市内に2店舗ある Target もかなり良心的な価格設定で有名だ。Star Marketより食品売り場の規模は小さめだが、その分衣服や寝具、調理器具、電気製品なども展開している。店内には Starbucks と CVS(薬局)がある。
個人的な感覚として、野菜やお肉の品質が Star Market より高い分、食品に限って言えば品揃えの豊富さでは他に劣るきがする。今のところ日本の食品が置いてあるのを見たことはない。
すべての会計が5%割引される Red Cardという Target のカスタマー限定のクレジットカードがある。ただし、カードの申請に SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が必要になるので、学生ビザの留学生は所得が難しいかもしれない。現地での就労ビザ等を持っておられる方は対象になると思うのでぜひ検討してみてはどうだろうか。
Trader Joe’s
Trader Joe’s もボストン市内に2店舗を構えるボストン市民には欠かせないスーパーマーケットだが、上記の2店舗と比べて店内の雰囲気がだいぶ違うのが特徴だ。商品がオリジナルパッケージで統一され、店内はどこか西部アメリカのテーマを感じさせる。初めていく方は結構楽しめるお店だと思う。トレイダージョーズのエコバッグはお土産に人気。
比較的お手頃な価格だが、ボストン市内にある店舗は少し小さい。日本食品で言うと冷凍の餃子があったような気がする。品数を求めるならボストン郊外にある大きな Trader Joe’s に行くか他の大きなスーパーに行った方が良さそう。
日本の食材を求めるなら
H Mart
Cambrige に1店舗のみ構える H Mart は、ボストンに住むアジア人にとって聖地と言えるかもしれない。韓国のスーパーだが、日本食や中華も取り揃えるボストンで最大のアジアンスーパーマーケットだ。例えば、日本のスナックやカステラ、ペットボトル飲料、納豆、冷凍餃子、キムチ、たくあん、うどん、そば、ラーメン、食べるラー油、シャンプーや洗顔料がある。僕は卵焼き用の四角いフライパンもここで購入した。店内にはパン屋さんとフードコートがあって、Go Go カレーが入っている。
ボストン市街からチャールズ川を挟み少し離れた場所に位置するが、Red Line に乗り Central 駅を降りてすぐなので交通の利便性はいい。またH Mart が面している大きな道路を Massachusetts Avenue といい、本屋さんや雑貨屋、古着屋、カフェなどが隣接しているので、歩いて散策してみるのも楽しいところ。
Ebisuya Japanese Markt
ここは僕が知る限りではボストン近郊に2つあるジャパニーズスーパーマーケットのうちのひとつ。日本のものしか置いていないのでかなり需要があるのではないだろうか。大きめのコンビニほどの店内だが、日本の食材だけなら H Mart よりも品数は豊富だ。日本で買うより1.3〜1.5倍のお値段がするが、まあ当然だよねといった感じ。ラーメンやおにぎりを頼めるミニフードコートがある。
ロケーションは正直良いとは言えない。車をお持ちでない方は、ボストン市街地からバスと電車を乗り継いで40〜50分かけていくか、Uber を利用するしかないと思う。ちなみに僕はボストン市内からスケートボードで行ったことがあるが、遠すぎて足がパンパンになるので2回目はもうないかなあっていう感じ。車が欲しい、、、。
Jia Ho Super Market
Jia Ho Super Market はボストンのダウンタウンにある中国系のスーパーマーケット。たくさんある中国系スーパーの中でもここは清潔感のある店舗だが、基本中国のスーパーは虫やカビが半端ないので生鮮食品の購入はあんまりお勧めしない。調味料だったり、納豆や豆腐、お菓子、珍味等、パッケージされているものは是非ここでお買い求めになるのがいいかと思う。意外と面白いものが売られていて、特に中国の珍味はうまい。
ロケーションはボストン市街地のチャイナタウンにあるのでアクセスは良好。Orange Lineの Chinatown 駅から徒歩3分。
Maruichi
さて、こちらはBrooklineにある日本のスーパー本命。商品の表記も日本語で、店内もかなり広く、品数も豊富。お米やお肉、野菜、懐かしのお菓子までたくさんおいてあって感動もの。お値段もアメリカで買うにしては良心的だ。駅弁のようなお弁当も購入できるのには驚いた。多分、日本のスーパーより「日本のスーパー」で間違いない。
ボストンの中心地から近いし、日本人が多く住んでいるブルックラインやケンブリッジからの交通の便もいいのでとても助かっている。Green LineのC路線で Coolidge Corner 駅を降りてすぐ。
品質の高い食材を求めるなら
Whole Foods
こちらはアメリカのセレブ御用達のスーパーと言われ、最近Amazonが買収したことで話題となったところ。オーガニック食品をはじめ、食品の質の高さを売りにしているスーパーだ。
お惣菜コーナにある料理はどれも暖かくおいしいし、ピザやスイーツ、お寿司、お刺身も魅力的だ。特にWhole Foodsの生鮮食品は安全なのでお肉や乳製品、フルーツをここで買うのがいいと思う。ボストンに3店舗あるのでとても身近に感じる。
なお、アメリカのAmazonプライム会員だとよりWhole Foods商品をお買い求め安くなる。宅配サービスや割引セール、オリジナルのクレジットカードを使うと買った分のおよそ10%がキャッシュバックされる特典がある。
Eataly
東京にも支店を持つイタリアンスーパーマーケット。海鮮、お肉、チーズ、パスタ、野菜、果物、調味料、ケーキ、パンどれをとっても高品質だ。あの世界三大珍味のひとつ、キャビアなんかも売っている。大きな窯で焼いてくれるピザが格別だとボストンの間では有名なので、ピザ好きは要チェック。
コーヒーショップ、バー、お洒落で可愛いキッチン器具が置いてあるコーナーもある。屋外レストランには昼間からたくさんのお客さんが列を作っているのを見かける。
ボストンを象徴する建物 Prudential Centar の二階にある。バックベイの中心に位置し電車やバスでの移動も便利だ。Green Line E のPrudential Centar 駅で降りられる。
買い物中の楽しさで選ぶなら
Costco
最後に特別枠としてコストコを紹介しておく。日本と同じように会員制で年会費が少しかかるが、安く大量に仕入れたいものがある場合は、実はコストコがコスパ最高。フードコートもあるし、家具や電化製品など遊びに行くだけでも楽しいもの。
僕は一度に大量の食材を買っても余してしまうだけだし、アクセスが悪いので利用していないが、大家族で車をお持ちであるならコストコも主力スーパーマーケットになりうるはず。
まとめ
今回は、ボストン市内とその近辺にある店舗のみをご紹介させていただいた。アメリカにはWalmartやStop&Shopなどの大手のスーパーが他にもたくさんあるので、ボストン以外の地域にお住まいの方は是非近くのスーパーを調べてみるといいと思う。
最後まで読んでくれてありがとう。