僕がボストンを愛してやまないのは、レンガ造りの情緒ある街並みと現代ならではの高層化都市、そして四季を体感できる自然、それら三つの全てが同じ空間を共有しているからです。より多くの人にこの街の素晴らしさを知ってもらえればと思い、おすすめの観光スポット30ヶ所をジャンル別にまとめました。正直30箇所に絞るだけでも難しいのですが、観光のスタイルに合わせてプランを立てることができればより一層ボストン巡りを楽しめると思います。みなさんがこの街に感じる魅力はどんな一面でしょうか。
ショッピング
旅行に来たら、現地でしか手に入らないものやお土産などを求めてお買い物に出かける日が必ずあると思います。ここではボストンのショッピングに関連したスポットをご紹介します。
Newbury Street(ニューベリーストリート)
ボストンコモンからマサチューセッツアベニューまで、チャールズ川に並行して1.5kmほど延びる道路はニューベリーストリートと呼ばれます。ボストンで最も有名なショッピング街で、情緒あるレンガの建物がその両脇を固めています。週末には家族づれやデートに訪れたカップル、ペットの散歩をする人たちで賑わい、ボストンで最も華やかな場所と言っても過言ではないでしょう。レストランやカフェ、アパレルブランド、美容室やケーキ屋さんが所狭しに並んでおり、ホリデーシーズンには両手に買い物袋を下げる人たちで溢れます。ボストンでお買い物をするならここは外せないスポットです。ユニクロや無印良品、日本食レストランもあります。
Newbury StとClarendon Stの交差点。秋は特に街路樹の紅葉とレンガの建物に風情を感じます。
Prudential Center(プラデンシャルセンター)
プラデンシャルセンターの二階は大型のショッピングモールになっています。すべての店舗がひとつ屋根の下なので天気が悪い日でもショッピングを楽しめます。様々なブランド店の他に、フードコートやカフェ、スポーツジムなどもあります。また50階にはボストン周辺を一望できる展望台があります。観光に来たらまずここで旅のプランを立てるのもよし、旅の最後をここで振り返るのもよし。50階という絶妙な高さが高すぎず低すぎることもなくボストンを展望するにはちょうどいいのです。周囲にはそれほど高い建物がないので障害物も少なく景色を満喫できます。天気の都合にもよりますが、個人的には空の色の変化が顕著に見られる夕方の時間帯が最もお勧めです。雲が適度にたなびく日であればとても綺麗なサンセットを見ることができるはずです。
どれも同じ日に撮影したものですが、日が沈み出す直前を目掛けていけば多彩な街の表情を楽しめると思います!
住所:800 Boylston St, Boston, MA 02199
営業時間:月〜土曜日は午前10時〜午後9時、日曜日は午前11時〜午後7時まで
展望台:Skywalk Observatory のチケットはオンラインにて予約・購入をすることができますが、当日の現地購入でも十分入場が可能です。大人一人$20、12歳以下は子供料金、三歳児以下は無料となっています。
※2021年1月現在、コロナ禍により展望台はオープンしておりません。
Copley Place(カプリープレイス)
カプリープレイスはプラデンシャルセンターと連絡通路を介して隣接しているのでプラデンシャルセンターを訪れた際には是非足を運んで欲しいスポットです。プラデンシャルセンターにはカジュアルめお店が多いですが、ここカプリープレイスにはハイブランドなお店が目立ちます。
Downtown(ダウンタウン)
ボストンの中心地ダウンタウンにもやはり興味深いお店が連なっています。道路が複雑に交差するので初めて訪れる方にはまるで迷路に感じるかもしれませんが、そのぶん穴場スポットも多いです。上記3箇所はバックベイ地区と呼ばれるボストンでも比較的安全場所だとされていますが、ボストン市街地のダウンタウンに関しては不安要素が多いです。特にホームレスの方々が活動する夜は、昼の街の雰囲気とは一変しますのでトラブルに巻き込まれないよう注意して下さい。
ダウンタウン中心にある教会と広場。空港が近いので飛行機雲も見えますね。
グルメ
観光といったらグルメですよね。
Liu Yi Shou(刘一手)
チャイナタウンにあるホットポット屋さん。お肉も野菜も海鮮もいろいろ豊富。出汁もお好みで変えれるし、タレも自分でカスタマイズできます。ホットポットは材料を買ってくれば家でもできるけれど、やっぱり本物が食べたくなりますよね。みんなでがっつりいきたい時におすすめです。夜は席が混み合いますので夕方の早めの時間が適宜かと思います。
ラムと牛ホルモンは大好物です。手に持っているのはココナッツジュース!
住所:702 Washington St, Boston, MA 02111
営業時間:日〜木曜日は午前11時30分〜午後9時、金〜土曜日は午前12時〜午後10時まで
※2021年1月現在、コロナ禍によりテイクアウトのみの注文となります。
Thornton’s Restaurant(ソーントンレストラン)
ちょっとお洒落なブランチをとるならソーントンレストランで決まりです。冬の朝早い時間帯でもお店の外まで行列ができています。ウェイトレスの方がとてもひょうきんで面白いので、朝からとても晴れやかな気分になれます。コーヒーはおかわり無料ですし、豊富なメニューが揃っている上に一品一品がボリューミーなレストランです。万が一食べきれなくても、お持ち帰り用の箱をもらうことができますよ。
ひと皿の量が多いので複数人でシェアして食べるのもいいと思います!
住所:150 Huntington Ave, Boston, MA 02115
営業時間:午前7時〜午後4時まで
The Courtyard Restaurant at the Boston Public Library(ザ コートヤードレストラン)
午後のティータイムはパブリックライブラリーの中にあるレストランで決まり。世界各地のコーヒーやティーが何種類用意されていて、順番に出てくるスープやパン、スイーツを楽しめます。食事中には素敵な衣装を纏ったモデルさんによるファッションショーが行われる時もあります。夜はバーへと変わるようですので、お酒がお好きな方はぜひどうぞ。
カリカリのラスクにカラフルに具が盛り付けてあるこの料理の名前、わかります?
住所:700 Boylston St, Boston, MA 02116
営業時間:午前11時半〜午後3時半まで
*※2021年1月現在、コロナ禍によりレストランおよびバーはオープンしておりません。
美術館・博物館
Museum of Fine Arts(ミュージアム オブ ファイン アーツ、MFA)
The Institute of Contemporary Art(インスティチュート オブ コンテンポラリー アート、ICA)
John F. Kennedy Presidential library and Museum (ジョン F ケネディ 博物館)
スポーツ
ボストンの3大スポーツといえば、アイスホッケー、バスケットボール、そしてベースボールでしょう。ブルーインズ、セルティックス、レッドソックスはそれぞれのトップリーグに所属するプロチームです。ボストンのファンは他のどの地域と比べても地元チームへの愛が深く、その熱狂ぶりは半端ではありません。ボストンに来たら是非その雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
TD Garden(TDガーデン)
NBAの歴史あるチームであるボストン・セルティックスと、アイスホッケーのボストン・ブルーインズの本拠地として使用されるほか、アーティストなどのライブ会場にも使われます。バスケットボール観戦に熱狂するのもあり、アイスホッケーの激しいぶつかり合いを目の当たりにするのもよし、洗練された音楽に入り浸るのもよし。芸術を超えた何かがきっとそこにあります。
19−20シーズンのセルティックスvsマーベリックスの一戦。コロナ前に行けて本当によかった。
Fenway Park(フェンウェイパーク)
フェンウェイパークは元メジャーリーガー上原浩治選手が所属していたボストン・レッドソックスの本拠地です。レッドソックスファンは本当に試合を観戦しているのかわかりません。というのも、歌ったり踊ったり、食べ物を投げたり、喧嘩したり、会場内ならどんちゃん騒ぎが許される雰囲気が…笑。世界最高峰の野球を観戦できるのはもちろん、満員の会場が作り出す熱狂の渦中に飛び込むだけでも訪れる価値のある場所です。
チケット売り場に並んでいると、「せっかくの試合のだけど予定ができちゃったから、これお兄ちゃんたちにあげるよ」とご夫婦が無料でチケットを譲ってくれたこともありました。
大学巡り
人口の三分の一を学生が占めるボストンは、世界でも有数の学術都市として知られています。ハーバードやMITなど有名大学の他にも多数の大学がボストン周辺に存在しており、大学群の中にボストンという街があると言っても過言ではないかもしれません。それぞれのキャンパスを訪れ、その歴史や芸術的な建物、知的な雰囲気を味わえるのは、学術都市ボストンならではの観光です。
Harvard University(ハーバード大学)
Massachusetts Institute of Technology(マサチューセッツ工科大学、MIT)
MITの略称で知られるマサチューセッツ工科大学のキャンパス内では、たくさんの芸術を見てとれます。チャールズリバーに面した広場 Killian Court からはボストンのバックベイ地区を一望できます。ちなみに川に面しているのは広場だけでなく、ケンブリッジ側のBoston University Bridge から LongfellowBridge までの川沿いはMITの敷地となっています。
University of Massachusetts Boston(マサチューセッツ州立大学ボストン校、UMass Boston)
Boston College(ボストンカレッジ、BC)
Boston University(ボストン大学、BU)
自然
ボストンでは日本と同様に四季の移り変わりが美しいですが、実際、都市のなかにおける自然の割合が東海岸の他大都市と比べても大きい気がします。自然の中ではいうまでもなくその変化を顕著に感じられるものです。高層ビルが立ち並ぶ、いわゆるボストンダウンタウンはコンパクトにまとまっており、少し郊外に行けば自然公園がいくつもあります。ボストンコモンやチャールズリバーなど、市内にも自然と触れ合う場がたくさんあるのはボストンの魅力の一つです。
Boston Common(ボストンコモン)
ボストンダウンタウンの中心に位置するボストンコモンは1634年に作られたアメリカで最も古い公園です。ボストンの歴史的観光名所を歩いて回ることのできるフリーダムトレイルツアーのスタート地点であり、Tedなど数々の映画やドラマのワンシーンにも登場してきました。池上に浮く白鳥のボート、子連れダックの銅像、ジョージワシントンの銅像、ストリートミュージシャンやスナック屋台など、園内には要チェックポイントがたくさんあります。冬には13メートル級のクリスマスツリーが植えられ、池はスケートリンクとして利用されます。
若い人もお年寄りも日が沈むまで公園に座ってくつろぐ休日の午後。
遠くから聞こえる音楽、木が風に揺れる音、鳥の囀り、そして一冊の本。
子連れのダックはもはやボストンコモンの象徴。季節に合わせたコスチュームを纏うこともある。
ジョージワシントンの像の前には、写真を撮る人が必ず一人はいる。
The Arnold Arboretum of Harvard University(ザ アーノルドアルボレータム)
オレンジライン南端のForest Hills駅を降りると、ハーバード大学が管轄する広大な樹木園が広がっています。入場料も開閉時間もありませんので散歩に行くのにちょうどいいですし、舗装された道路の上であれば自転車の走行も可能なのでサイクリングにもちょうどいいと思います。少し起伏のある地形ですが、ハイキングに訪れるご年配の方もよく見かけます。ボストンの四季もそれぞれに魅力がありますが、特に秋の紅葉は見応えがあります。
樹木園内にある丘 Peters Hill の頂上から撮った一枚。奥に見えるのはボストン市街。
Charles River(チャールズリバー)
ケンブリッジとバックベイの間を流れる大きな河はチャールズリバーと呼ばれています。ケンブリッジ側にあるマサチューセッツ工科大学からは川越にボストン市街を眺めることがでますし、バックベイ側の遊歩道や公園、広場などはボストン市民の憩いの場となっています。川が凍る冬期を除き、カヤックやウィンドサーフィンなどの水上スポーツが盛んに行われています。また、チャールズリバー周辺に繁殖するアヒルにちなんでダックツアーという有名な観光ツアーがあります。ボストン港付近のサイエンスミュージアムから出発し、ボストン市内とチャールズリバー上をガイド付きの水陸両用車で遊覧できます。
チャールズリバー上の主な橋①Longfellow Bridge をケンブリッジ側から撮影。朝日が登る前の静かな橋の様子。
チャールズリバー上の主な橋②Boston University Bridge からの眺め。旧線路跡にはアメリカならではのアーティスティックなペイントがびっしり。
チャールズリバー上の主な橋③Harvard Bridge からの眺め。付近にはマサチューセッツ工科大学も。
チャールズリバー上の主な橋④Bunker Hill Memorial Bridge はそのアイコニックな見た目からボストンのシンボル的存在。
Quincy Quarries Reservation(クインシークアリーズリザベーション)
Revere Beach(リベアビーチ)
歴史
Castle Island(キャッスルアイランド)
Bunker Hill Monument(バンカーヒル記念塔)
Boston National Historical Park(ナショナルヒストリカルパーク)
Boston Public Library(パブリックライブラリー)
ボストンパブリックライブラリーにはおよそ2300万の所蔵品が保管されており、電子書籍も含めると全米で三番目に大きな規模を誇る図書館です。1848年に建設されたボストンの中でも歴史ある建造物でありながら、モダンチックな棟も隣接しています。州民でなくとも図書券の発行は可能で、無料ですべてのサービスを利用することができます。館内にはWi-Fi環境が整っているので、授業後の時間帯は学生たちが集まって勉強しています。ナルトやハイキューなど、日本の漫画もいくつか置いてありました。
Copley Square に面した図書館東口。ここでスケートボードをする人たちをよく見かけます。
東口から入ってすぐには階段があり、踊り場の両脇には2頭のライオンの像があります。まるでハリーポッターの世界のようです。
図書館内の自習室。いやでも勉強したくなる環境です。
北口はモダンな雰囲気の棟への入り口です。
住所:700 Boylston St, Boston, MA 02116
営業時間:月〜木曜日は午前10時〜午後6時まで、金〜土曜日は午前10時〜午後4時まで、日曜日は休館日
アクティビティ
Whale Watching(ホエールウォッチング)
Duck Tour(ダックツアー)
Kayak(カヤック)
インスタ映えスポット
Harvard Square(ハーバードスクエア)
Boston City Hall(ボストンシティホール)
”BOSTON” を背にパシャリ。ライトアップされたり、装飾されたり、されなかったり。
Sea Port Boston(シーポートボストン)
街の背後に夕陽が来る夏から秋は特にサンセットが綺麗に見える。
夜景を待つ人もここなら暖を取れる。
なんて素敵な家族写真だろう。
Acorn Street at Beacon Hill(アーコンストリート)
ボストンといえばレンガの建物が有名ですが、一昔前、アスファルトが道路を覆う前には道に石が敷き詰められていました。ここビーコンヒルは情緒あるレンガの街並みがボストンの中でも最も綺麗に残っている地域であり、一部には石の道路がまだ健在しています。アーコンストリートはそのレトロな雰囲気を写真に収めることのできるスポットとして有名です。石造の坂でレンガのアパートとアメリカの国旗を背景にポーズを取ってみてはいかがでしょうか。
住所:Acorn St, Boston, MA 02108
このガス灯がまたいい雰囲気を作っていますよね。
まとめ
まだ完成できてなくて書ききれていない場所があります!ごめんなさい!